なぜ、育毛剤をつかっても効果がでない人が多いのか?
まず、大前提から。
育毛剤は、
「血管を拡張して血行を良くし、毛根に髪の毛の材料となる栄養素をより多く届け、毛根の細胞分裂を促進させる」補助的な働きをするものです。
つまり、育毛剤が直接髪の毛に作用しているわけではなく、通常の発毛・育毛を補助しているだけと考えることができるわけです。
キーワードとなるのは通常の発毛・育毛のしくみ「ヘアサイクル」です。
発毛の基本的な仕組み「ヘアサイクル」
毛髪にはヘアサイクルと言う、毛が生え代わる周期があります。
- 「休止期」・・・ 髪が抜け落ち、生え代わる準備をする期間(約3ヶ月間)
- 「成長期」・・・ 髪が成長し続ける期間(約3~6年間)
- 「退行期」・・・ 髪が抜ける準備をする期間(約3週間間)
毎日毎日、何十本の毛髪が抜け落ち、それと同時に新しい毛髪が同じくらい生えてきます。
このサイクルのおかげで髪の毛が減ったと感じないわけです。
しかし、新しく生えてくる毛髪の本数が、抜ける本数に追いつかなくなると
次第に薄くなってきたと感じるようになってきます。
そしてもうひとつ、健康な人でも毛髪が伸びるスピードは1ヵ月に1センチ程度であるということも知っておかなければなりません。
育毛剤を使ったからといって伸びるスピードが上がるわけではありません。
最低でも6ヶ月間、正しく使わないと育毛効果が見られない理由は・・・
さて、ここで上で説明した次の2点に照らし合わせて育毛剤の効果について考えてみましょう。
- 毛髪のヘアサイクル
- 毛髪の伸びるスピードは1ヵ月に1センチ程度
ヘアサイクルに照らし合わせて考えた場合、育毛剤は「休止期」(生え代わる準備をする3ヶ月間)に育毛の補助的な役割として作用します。
もっと具体的には、これから髪が生えようとする毛根に対して、血行促進することで、髪の材料となる栄養素をより多く届け、毛根の細胞分裂を促進させる役目をします。
ヘアサイクルを考えただけでも、育毛剤は3ヶ月使用してみないとその効果はわからないということがわかります。
また、髪の伸びるスピードが1ヵ月1センチくらいということを考えると、目に見えて生えたと実感できるようになるのは3センチくらい伸びてから、つまり髪が生え始めて3ヶ月くらい経過してからということになります。
生え始めは細く柔らかい産毛のような毛であることを考えると6ヶ月程度見ておいた方が良いかもしれませんね。
このようなことから育毛剤は最低6ヶ月~12ヶ月間は使用して続けないと効果がわからないということになります。
しかし、育毛剤を使われている方から良く耳にするのは、
「1ヶ月使ってみたけど効果が出ない」とか、
「3ヶ月で結果が出なかったからこれは効かない」という事。
中には自分にあったものを探すために育毛剤を次々と換える方もいるようですが、
正直、それではどの育毛剤を使っても効果が見込めないといわざるを得ません。
他には使用分量が正しくない方も同様です。
育毛剤一本の使用方法が、毎日朝晩一回ずつ塗布するとなっているものを夜寝る前だけ使っているとか、2、3日に一回使っているという場合もヘアサイクルにうまく作用しないことが考えられます。
逆に言えば、1年以上、使用方法を正しく守って使っても効果がないのであれば、その育毛剤は自分の体質に合わないということが言えるでしょう。
「育毛剤を使っても効果がでない」という人のほとんどが使用期間が短すぎます。
髪のヘアサイクルを理解すれば、なぜ育毛剤の説明書に「効果があらわれるのは6ヶ月~12ヶ月間正しく使用した後・・・」という記載があるのかがわかるはずです。
スグに効果を求めたくなるのはわかりますが、焦らずじっくりと育毛剤と付き合ってくださいね。